友人のこと、母のこと。 [母のこと]
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先日、札幌にいた時にお世話になった友人から電話があった。
友人の母が末期のガンを患ったそうだ。
医師の話では余命3ヶ月とのこと。
腎臓からリンパ腺に転移していて、相当悪いんだと、涙をこらえて話していた。
更に、追い打ちを掛けるよう友人の姉も同時にガンになってしまったそうだ。
こちらは初期だったようだが、若いから転移が懸念され毎日検査の日々だそうです。
友人は確か34歳だと思った。
幼い頃に母子家庭になって、苦労して今があると聞いていた。
母は今年ちょうど60歳だそうだ。
お母さんも苦労して息子を育ててきたと思う。
友人は考えて、8年付き合ってきた彼女に色々と相談したそうだ。
でも、彼女は自分が考えていたことを全く理解してくれなかったそうだ。
8年間、いったい何だったのかととても悔しそうだった。
友人には、あまり元気づける声をかけられなかった。
私は、自分の母が亡くなった瞬間から神様なんていないって思っている。
でも、友人には、神様がいるからきっとうまくいくよ。
出来ることを精一杯、お母さんにしてあげなね。って話をした。
しばし、一緒に泣いた。
私の母は54歳で他界した。
新築した家に住めたのは2ヶ月ほどだっただろうか。
母に嫁さんや孫の顔の一つでも見せてあげたかった。
人の死というのは本当に切ない。
当たり前だが、一生会うことが出来ない。
いつも思うことがある。
母に会いたい。
会って話をしたいことがいっぱいあるのだ。
私の母は料理はあまり得意ではなかった。
でも、一生懸命息子のために作ってくれた。
美容師の仕事で疲れているのに、朝も夜も一生懸命作ってくれた。
母の手料理を食べながら、親子3人で夕食を食べたい。
父の冗談に笑いながら、みんなで食べたい。
一生懸命、私のことを愛してくれた母にもう1度だけでいいから会いたい。
日記を書きながら涙が止まらなくなってしまった。
友人の母に奇跡が起きるよう、8年ぶりにお祈りしたいと思う。
神様、どうか友人の母を助けて下さい。
今日は疲れました。
明日はいいことありますように。